抽出の難しさは今現在も思い知らされています。
珈琲の香味を決定づける最大の要因は優良な生豆であること、そしてその生豆が持つポテンシャルを十二分に引き出す焙煎を施す事。
この二つがしっかりしていれば抽出はどのように行っても美味しい珈琲になる。
大枠では今もそうは思っていますが、美味しいというレンジのどこに入れるかは抽出が大きく関わってきます。
ペーパードリップの場合珈琲を通過する速度はドリッパーにあるリブで決まります。
リブの効果を発揮させるためには、ろ紙の密着性が重要になります。
そして、お湯の温度と投下スピードです。
ミルの大きさや、もちろん珈琲の量でも香味は異なってきます。
この二つは非常に重要です。
現在迷宮の扉を開け、入りこんでしまっているのがネルドリップです。
ネルドリップは開業半年後から取り組み始めましたが、その奥深さには驚くばかりです。
しかし、きっちりとネルで抽出できた珈琲は美味しさが際立ちます。
あまりの迷いから、今年の初め弘前の成田先生とお会いしてきました。
二時間あまり珈琲とネルの抽出法についてお話させていただきました。
大きなヒントを頂き、今取り組んでいます。